クールで周りに冷たく当たる事が多い。
自分を認めてくれる者に対してのみ心を開く。
大罪人を仕切っているストレリチアのことを

面白く思っていない。
彼女には同い年の親友がいた。

親友は裕福で、彼女は貧乏。
生まれた環境の違いはあったが、同じ芸術の道を進み、互いを認め合い切磋琢磨していた。
彼女は親友を尊敬し、崇拝に近い思いを抱きながらも

自らの腕を高めていく。
ある日国王に捧げる絵の仕事が二人に回ってきた。
素晴らしい作品を創り出した者を宮廷芸術家として

迎え、生涯の暮らしを確約するとの事だった。
彼女は貧乏な家族を助ける為、必死に絵を描く。
しかし、親友の作りかけの作品を見て彼女は絶望する。
敵わない。そう思い彼女は身を引こうと決め家に戻る。
そこには自分の作品を壊す親友がいた。
彼女のあまりにも身勝手な行為に口論となり

親友を殺害してしまう。